2021年9月1日水曜日

総合(4年)「暮らしやすいまちにするために」

  今日は、視覚障害者のひとぴぃーさんをゲストティーチャーとして、オンラインで、授業を行いました。総合的な学習の時間では、自分たちの町をよりよくするために、それぞれが課題をもち、追究しながら解決する方法を探る学習に取り組みます。町には、様々な方が住んでいて、障害をもちながらも懸命に生活している方もいらっしゃいます。ひとぴぃーさんとの交流を通して、子供たちは、感じたこと、学んだことを生かして授業を進めていきます。

 〜ひとぴぃさんの話から〜

 目が不自由になった人の80%くらいの人は、生まれつきではなく、病気や事故で、見えなくなっています。わたしは、20歳位まで、はっきり見えていました。自分がこうなるとは、思っていませんでした。目の難病によって段々目が見えなくなっていきました。辛い苦しい思いの中で、結婚し家族ができました。子供が産まれて、どんどん物が見えなくなっていきました。でも、ある日、辛い気持ちがどうしようも無く込み上げてきたときに小一になった息子が、励ましてくれました。その日から泣くことをやめて、母としてしっかり生きていくことを決意しました。偏見や差別を気にして白杖を持つことがなかなかできませんでした。しかし、中学生になった息子に白杖を持つ勇気をもらいました。現在は、仲間の方達と協力しながら前向きに元気に活動しています。

 ~お願い~

 

   視覚障害者は腕や肩を軽くたたいてもらい「困ったことはありませんか」「何かお手伝いしましょうか」など、声を掛けてもらうと、とても嬉しいです。実際に声のかけかたややり方を見せていただきました。

~生活や活動の紹介~

  仲間の人達と協力して色々なことにチャレンジしています。料理もやります。仲間で音楽バンドも作っています。楽譜を覚えて楽器を演奏しています。